セルフエステは未経験でも開業できるのか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、セルフエステの仕事内容や未経験で開業する際の注意点・集客のポイントを紹介します。
セルフエステではお客様自身で施術を行っていただくため、経営者はエステ技術がなくても開業が可能です。従って通常のエステサロンのエステティシャンとは異なり、経営者は必ずしも高度な技術や資格を必要としません。
経営者の主な仕事は、お客様にサロン内の設備やマシンの使い方を説明し、安全・快適に利用してもらえるようサポートすることです。また欠かせない業務としては、店舗の売上チェックがあげられます。売上からはロイヤリティやスタッフへの給料の支払い・仕入れ品の購入などをするため、正確にこなす必要があります。
店舗の清掃も経営者の大切な業務で、お客様にとって使い心地のいい店舗を維持するためには欠かせません。
セルフエステでは誰でも1人で手軽にエステが楽しめるため、年齢・性別を問わず人気が高まっています。しかし手軽に使えるがゆえに、ケガややけどといったトラブルも増えてきているのも事実です。
業界未経験からのスタートではマシンの取り扱いに関しても知識が浅く、仕組みや操作法を熟知していないケースも少なくありません。トラブルを回避するためにも、多少高額なマシンでも安全性の高いものを選ぶようにしましょう。
セルフエステの場合、サブスクリプション契約やキャンペーンなど実施しているところが多く見られます。お客様が利用する際には契約内容の説明が必要となりますが、誤解を招くような表現は避けなければなりません。
またサロン側に悪意がなくても、お客様が説明とは異なった捉え方をしてしまう場合も考えられます。効果保証を約束したり薬機法にも気を留めたりして、わかりやすく丁寧な説明を心がけましょう。
ハイフとは、熱により肌の内側から皮膚を引き締める効果が期待できる施術です。外科的手術を伴わずに頬や顎のゆるみを解消に導けるとして、女性を中心に人気があります。最近では、セルフエステでもハイフマシンを取り入れているところが増えており、「ぜひ自店舗にも」と導入を考えている方も多いはずです。
しかし、プロの手技に頼らずお客様が1人で施術をする形のため、やけどするケースが多発しており導入には慎重になる必要があります。
セルフエステは年齢・性別を問わずニーズのあるジャンルです。しかし店舗としては狙いたい客層にしっかりと焦点を当て、それに合わせたメニュー作りをする必要があります。ターゲットを絞るためにはペルソナ分析がおすすめです。
ペルソナ分析とは、架空の人物を作り出しその人をターゲットとしてサービス案を構成する方法です。年齢・性別・仕事・家族構成などプロフィールを作るようにして人物像を作り出すと、おのずと営業時間・店舗の立地条件・マシンの種類・価格などが容易に決定できます。
自店舗の魅力を宣伝するためには、強みとなるメニューやサービスを打ち出す必要があります。「痩身ならおまかせ」「美肌づくりのお手伝いをします」など技術的なアピールはもちろん、「非日常空間で癒やしの時間を」といった店内の雰囲気を売りにしてもいいでしょう。
これだけはどの店舗にも負けないといったものを必ず1つは持ち、それを宣伝媒体に盛り込んでおけば「〇〇ならあのサロン」とお客様の印象に残りやすくなるはずです。「なんでもできます」では、お客様はかえって不安になり、選んでもらえない可能性が高くなるため注意してください。
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