お弁当を利用者の自宅へ配達する宅配弁当。彩や栄養バランスを考えたものを作るのは至難の業ですが、そこで強い味方となるのがフランチャイズです。
未経験でもフランチャイズなら開業できるのか、注意すべき点や集客のポイントをご紹介します。
高齢者の方や外出が困難な方などが利用する宅配弁当は、作ったお弁当を利用者の自宅に直接届けます。 基本的な業務の流れは、まず朝に従業員との打ち合わせを行い、その後規定の分量通りにお弁当を盛り付けていきます。
お弁当の中身に関しては、セントラルキッチンからほぼ出来上がったものが届き、店舗では温めるだけの状態というところもあるので、調理に自信がない場合でも問題ありません。 お弁当を詰めたら、利用者それぞれの希望日時に合わせ各家庭へ配達します。業務が終わったら、翌日分の注文をパソコンに入力し店内を清掃します。
このような業務の他にも、介護関係者へ存在を認知してもらうようお店を紹介するといった営業活動も必要です。
宅配弁当のお店を営業するためには、取得しなければならない資格や免許があります。それは運転免許と食品衛生責任者の資格です。
宅配業なので、バイクや自動車などを使って配達を行います。そのため、運転するために必要となるのが運転免許です。もし運転免許を持っていなという方は、教習所に通い免許センターで試験を受けて免許を取得しましょう。
またお弁当という調理した商品を提供するため、食品衛生責任者という資格も必要になります。保健所で実施している講習会を受講すると資格を取得できます。調理師や栄養士などの資格をすでに取得している方は受講は必要ありません。
お店を開業する前に営業許可を得なければいけません。宅配弁当は料理を提供するため、飲食店に分類され飲食店営業許可の申請が必要です。宅配弁当に限らず飲食店の開業をする場合に必要となる申請です。
設備や調理などに対して査定が入るので、査定までの間に店舗の準備をしておかなくてはいけません。この許可が下りるまでに最低でも2週間かかります。この期間を必ず考慮した上で、オープンまでのスケジュールを組み余裕をもって準備ができるようにしておきましょう。
フランチャイズに加盟して開業する場合に、必ず確認しておかなくてはいけないのが契約書です。 フランチャイズの加盟には契約期間が定められており、その期間内に脱退、もしくは廃業してしまった場合に違約金を多く請求される場合もあります。契約をかわす前に必ず確認しましょう。
またその本部によりますが、期間満了時に脱退したとしても、同業種での開業は一定期間できないよう「競業禁止」を契約書に記載している場合もあります。そのような記載があるかどうかのチェックが必要です。
宅配弁当のフランチャイズを開業するにあたり、店舗を構える必要があります。 宅配で店内飲食のスペースを確保する必要がないため、つい場所はどこでもよいと考えがちです。家賃がより安い、人気がなく目立たないような場所にしてしまうかもしれません。
しかし、それでは集客につながりません。人通りのある場所で人の目に触れさせ、お店の存在を知ってもらうことが大切なのです。
何度も看板を見せて興味を持ってもらうことが集客につながります。特にフランチャイズに加盟していれば、知名度のある看板で開業できるので開業当初の集客の手助けとなります。
フランチャイズに加盟すると、さまざまなサポートを受けることができます。 店舗運営のノウハウを学んで身につけられるという点は大きなサポートの1つですが、それだけではありません。
特に高齢者向けの宅配弁当の場合、栄養士など栄養のプロがメニューを考案しますので、栄養バランスの考えられた健康的なメニューを利用者に提供できます。そのようなフランチャイズなら高齢者や食事制限のある方にも喜ばれるため、集客につながります。
また宣伝には欠かせないカタログも、本部で作ってくれるところもあります。プロの専門的なテクニックで魅力的なカタログを作ってくれるので、それにより集客へつながります。
宅配弁当
フランチャイズは
これから伸びる?
専門家の監修をもとに分析!