未経験でもデイサービス業をフランチャイズで開業できるかについて、仕事内容や開業する際の注意点などをまとめました。
デイサービスフランチャイズを開業しようと考えている人は、ぜひ役立ててください。
デイサービスとは「通所介護」とも呼ばれ、施設に通う利用者に対して入浴や食事などの日常生活の介助を行ったり、リハビリテーションによる機能向上をはかるなどのサービスを提供する場です。基本的に車での送迎があるので、利用者家族の負担は少なくて済みます。
デイサービスは、
などの種類があり、施設によって特色があります。
仕事内容としては、1日の中で入浴や食事、リハビリテーションなどのプログラムを組み、支援サービスを実施することです。レクリエーションやフリータイムを組み込むデイサービス施設もあります。
デイサービスとしての仕事は先に記述したとおりですが、デイサービスの経営となると、スタッフの管理や経理、経営方針の設定など仕事内容は多岐にわたります。
デイサービス事業を開業するにあたって、法人格の取得が必要です。法人の種類には、
などがあります。法人の種類によって設立までの期間や資本金の金額などが違ってきますので、まず法人格の種類をどうするか検討が不可欠です。
また、法人を設立する申請や通所介護事業者の申請は少々複雑になっています。どのような手続きが必要なのか調べる手間が必須です。
デイサービスでは厚生労働省が定めた人員基準があります。人員基準を満たさなければ、事業所としての認定がおりません。
管理者や看護職員、介護職員など、利用定員によってそれぞれ人員数が決められていますが、未経験であれば人材を集めるコネクションがなく人材確保が難しくなってしまいます。もともと介護業界は仕事内容がハードだということで目指す人が少なく、離職率も高めの業種だといわれています。人員募集の際には工夫が必要かもしれません。
デイサービスは利用者に直接営業ができません。営業活動は、基本的にケアマネージャーに対してすることになります。施設をアピールし、ケアプランに組み込んでもらうのです。
このようにデイサービスの営業方法は特殊です。経験がなければ施設をうまくアピールできず、認知をしてもらうことすら難しくなります。
昨今インターネットを活用した集客はスタンダードになってきています。デイサービスでもホームページやブログでの広報は有効な手段だといえるでしょう。
ケアマネージャーは、さまざまな方法でデイサービスの施設を調べています。インターネットでの情報収集もそのうちのひとつです。また、利用者の家族が施設のホームページを見ることもあるでしょう。ホームページの開設は、長いスパンで見て効果的な方法です。
なお、ホームページやブログを作成の際は、新しい情報を掲載し、定期的に更新することをおすすめします。デイサービスのフランチャイズ本部では、集客に効果的なホームページ作成のノウハウを持っているところもあるので、相談しながらすすめるのがよいでしょう。
近年多くのデイサービス施設ができており、他施設との差別化はとても重要です。何か特化したサービスがあったり、「アットホーム」であったりなど施設の特色を分析しましょう。
特色を分析できたら、次はブランディングです。施設の特色をうまくアピールしていきます。同じ地域で運営している事業所との違いを示すのです。例えば、「入浴サービスといえば○○施設」や「レクリエーションの充実といえば○○施設」などです。
ブランディングにはコツがいりますが、フランチャイズであればすでにブランド力があるケースも多く、ブランディングの時間削減につながるでしょう。
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