ゴルフ関連事業のフランチャイズに加盟することを検討している方に向けて、失敗する理由や失敗談、失敗しない対策を紹介します。フランチャイズに興味はあるけど失敗しないか不安だという方は、ぜひ役立てください。
経営を始めたらかかってくるランニングコスト。開業前に考えてはいても、実際に事業を始めてみると思ったよりコストがかかるというのはよくあるケースです。水道光熱費や人件費、ロイヤリティなどが主な経費となります。
近年は無人型のゴルフ練習場があり、人件費がかからないと思い込んでいたが、実際は清掃や管理の要員が必要だったということもあるでしょう。事前にランニングコストの見積もりはしっかりしておくのが重要です。
フランチャイズ加盟の際には、双方で契約書を交わします。契約前に説明を受けるものではありますが、経営したい気持ちが先走って、契約内容をきちんと確認していないケースがあります。
「ロイヤリティ以外にも管理費がかかる」「ロイヤリティの計算方法が特殊」など企業によって、また契約プランによって内容はさまざまです。早く契約を進めたいという気持ちを押さえて、契約書の内容は隅々まで確認しましょう。
経営をはじめてみたものの、フランチャイズ本部と方針や考えが合わなかったという方もいます。どのような事業でも、フランチャイズ加盟したいと考えれば複数の企業を比較検討します。開業前の相談もするでしょう。
準備段階では気付かなかったミスマッチに、開業後に気付いてしまう場合もあります。一度ミスマッチが起こってしまうと、なかなか経営はうまくいきません。なぜならフランチャイジーとフランチャイザーは本来、事業パートナーであるべきだからです。「合わなかったから廃業した」という事態を避けるため、フランチャイズ本部とは事前にしっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。
ゴルフグッズ販売と買取をしている会社の事例。ゴルフ事業を始めた当初、量販店を意識しすぎて利益が取れなかったときがあったそうです。粗利率が現在よりも10%ほど低かったようです。
自分たちの店舗の独自性を再認識し、粗利率を意識するようになってから利益がかなりかわってきたとのことでした。途中スーパーバイザーの有効なアドバイスがあったことも大きかったようです。
インドアゴルフ施設を、人口が少ない地域で始めてしまい、ほぼ稼働しなくなってしまった事例もあります。ゴルフ人口は減少しているといわれる中、インドアゴルフ施設は盛り上がりを見せてきています。とはいえ、そもそも人口の少ない地域に出店してしまっては、利用者が増えるはずもありません。
どのような形態の仕事でも、店舗の立地はしっかり検討する必要があることがわかります。
失敗しないためには、事前に自己資金を貯めておくことが重要です。加盟するフランチャイズ企業やプランによって必要な初期投資金額は変わってきます。しかしながら、ゴルフ関連事業のフランチャイズであれば2,000万円程度の準備が要る場合が多いでしょう。初期投資に使ってしまって自己資金が残っていない、という状況はできるだけ避けたいものです。
開業の際に融資を受けたケースでは利益が出なくても借入金を返済しなければなりません。しばらく赤字でも耐えられるだけの自己資金を貯めておきましょう。
失敗する理由にも関連してきますが、「思ったよりもコストがかかった」「フランチャイズ本部と方針が合わなかった」などの失敗は、事前の検討不足によるものが大きいでしょう。同じゴルフ関連の事業を展開している企業は複数あり、フランチャイズの契約内容もさまざまです。自分の経営方針と方向性が一致しており、よきビジネスパートナーになれるようなフランチャイザーを慎重に検討するようにしましょう。
ゴルフフランチャイズは
これから伸びる?
専門家の監修をもとに分析!